top of page

Eighty eight が活動をスタートさせた時、資金は150万円。

クラウドファンディングの挑戦やCDの制作、ライブ、全国ツアーなど・・・。

4年間でたくさんのお金を動かしてきた彼らの『お金の価値観』と『使い方』はどんなものだったのでしょう?

「お金が必要」だったわけではなく「お金に逃げる」選択をしていたんだと語る二人。

対談が進むにつれ Eighty eight の二人がもうひとつ力を注いでいる活動「音楽教育」について話がひろがりました。そんな中、たまさんより思わぬ提案が!?

​後編もどうぞお楽しみください。

しょこ

不思議なもので、「お金ににげちゃってました」って自分で認めた頃から、Eighty eightの周りにまたひとつ違う風が吹き始めたなぁと思うのね。

 

たま

違う風?

 

しょこ

うーん、なんていうんだろ。

CD、ライブ、グッズ、その他にやりたいことが出てきたりしたのもこの頃だよね。

イラスト展とかLINEスタンプとか、あとギタースクールのこととかも。

 

たま

あ、確かに。

僕はギタースクールに関してはもうずっとやってきてるけど、この頃、小さい子どもの生徒さんが多くなって、レッスンについてほんといろんなことを考えた。子どもはいろんな意味でパワフル。

 

しょこ

だよね。私はもう今はやっていないけど、アメリカの幼児音楽教育のライセンスをとって、自分のスクールを持ってたじゃん。ひとクラス10ファミリーくらいのお子さんと接してたけど、楽しい気持ちと同じくらい難しかったな。大人とは全然違う。そういうことに向き合ったのもこの頃。

たま

ちゃんと子どもたちと向き合おうと思ったんだよね。

レッスンしてても、ただ喋ってるだけでも、彼らのまっすぐな気持ちから逆に僕らが教わる事って本当に多くて。

しょこ

3歳くらいのお子さんがレッスン来てるでしょ??

はじめびっくりしたもん。どうやってんの?レッスンって。

たま

今じゃ当たり前になったけど、色を使って覚えていったり、色も数字も読めないお子さんもいるけど平気。吸収も早いからね。

ただ飽きないように、それぞれ工夫しながらレッスンはしてるかな。

しょこ

そこから『にじいろギター』が生まれたんだよね。

たま

そうそう。

普通のギターにカラフルな弦を張ってみた。

で、いろいろ子どもや初心者向けのレッスンするメソッドを作ってみたんだよね。

​それが「にじいろギター」になった。

しょこ

こんなの見たことなかったなー。

たま

たまたま見つけたんだよ。カラー弦。

派手なの好きでしょ?僕ら。

だから、Eighty eightのライブ用にと思って、演出として使ってたんだよね。

それがたまたまレッスンの時目に入って。

これ子どものギターに張ったら喜ぶかも?!って思ったんだよ。

しょこ

喜ぶでしょーー?!

たま

喜ぶ!けど、それ以上にほんと効果的だった。

『2弦弾きましょう』より『緑弾こう』のほうが断然わかりやすくて、間違いも減って、かつ興味も湧いて。

 

しょこ

なるほどね。

私も結果よりプロセスを大事にするっていう理念で子どもたちに教えてたけど、弾けるまでのプロセスが楽しいと自然に体に入るんだよね。

 

たま

そうだね。

なによりギターに興味もって楽しそうに弾いてくれてるのが、僕もホント嬉しい。

 

しょこ

小学校でのEighty eight LIVE 公演、教壇での夢授業をしたときにも深く感じたけど「音楽」って心にまっすぐ届くパワーがあるなぁと思う。

単純に『楽しい』と思えただけで、前向きになれたりワクワクしたり。

 

たま

思い出してみると、やっぱ僕らもそうだったよね。

テレビの音楽番組やラジオを夢中になって見聞きしてた頃の気持ちは、今でも『音』聞けば感覚がもどってくる。

 

しょこ

わかるなぁ。

『心に届くと、目の色が変わる。』

『目の色が変わると表情が変わる。』

『表情が変わると行動が変わる。』

子どもはそのスピードがとても早いよね。

しがらみが少ない分、感情で行動できる。

 

たま

だけどその分、やっぱり子どもたちは行動できる選択肢が少なくない?

たとえば…

「ギターかっこいい!すごい!」と思ってもどうやればギターを弾けるようになるかわからない。

「あの楽器ってなんだろう!?」と思ってもどうやって調べていいかわからない。

「なんていう曲だろ!?どういうジャンルなんだろう」と思っても誰に何を聞いていいかわからない。

「弾きたい!」と思っても楽器がない。

 

しょこ

そっか。

聞きたければyoutube、調べたければGoogle。

答えは手元に用意されている時代だけどね。

たま

思ってたんだけど・・・ギターをプレゼントできないかな。

ギターやりたい、なんとなく弾いてみたいってちょっと興味あってもなかなか手が出なかったり、一歩ふみだせなかったりする子がいるなぁっておもったんだよね。

しょこ

プレゼント?!

たま

そうそう。

音楽楽しい!ギター弾いてみたい!みたいな気持ちがふっと灯った時、今の時代、子どもでも色々調べたり見たりすることはカンタンにできちゃう。

だけど、突き詰めて行動できる子どもには大人のサポートが必要な気がした。

なぜならそこは「お金」を有意義に使えばいくらでもステップアップできるから。

 

しょこ

なるほど。

確かに「こんなこともできるよ」「こんな選択もあるよ」「こうすればもっとスムーズだよ」って提案できるのは先を生きてきた大人の特権かもしれないね。

 

たま

小学校に行ったとき、夢授業したでしょ。

あの時、なんかみんなの真っ直ぐさに逆にこっちがめちゃくちゃ緊張してさ。

知らない間に大人になって、ステージにたって、先生とまで呼ばれる自分たちになってしまったのに。

何が話せるんだろうな。ってめちゃくちゃ考えた。

 

 

しょこ

自分の感覚では生徒だった頃と全然変わってないのにね。

 

たま

ギターに興味もってくれる子がすごく多かった。

昔は圧倒的にピアノの方が多かった気がしたけど、今は違うんだなぁって。

でもギター弾いたことあったり習ったりしてる子はまだまだ少なくて。

なんか出来ないかなーと思ってたんだよね。

で、あ!プレゼントしたい!って気持ちになった。

しょこ

おおお、なるほど

たま

ギターの素晴らしさピアノの楽しさを広めたいとか

ギターやピアノの好きな子を応援したいとか

そんな大げさなことじゃなくて。

大それたことができるとは思ってないんだけど、、、

ギターを使ってたった1人を喜ばせる方法は知ってる!

 

しょこ

ほんとだね。

私は幼稚園の頃、TVで見たアイドルに心躍ったその瞬間

目の前にピアノがあったから弾けた。

たま

そうそう。僕も同じで高校生の頃、心打たれた音楽に出会えた瞬間ギターを手にすることができたんだよ。

そういうのってたまたまかもしれないけど、すごく大きな分岐点だったなと振り返るとわかる。

 

 

しょこ

やりたい!好き!って思ったとき、自然と周りの大人に背中を押されて生きてきたんだねー。

 

たま

「弾いてみたい!」と思った瞬間が一番夢中になれるときじゃない??

たくさんの小さな子ども達、生徒たちと向き合ってきたからこそ身を以て感じてる。

しょこ

夢中になれば、必ず走れるもんね。

「好きこそものの上手なれ」だ。

たま

お金ってお金に逃げていた自分たちが恥ずかしく思えた。

夢中になることがなんとなくダサく思えてた自分って小さいなぁと。

しょこ

そうだね。有意義に使えるなら、お金はいくらでも使っていい!

ギタープレゼントやろうよ!

たま

あれ?通帳残高28円なんじゃ??

しょこ

たまりさんのポケットマネーで夢を叶えよう!

たま

・・・!

まいっか!(笑)

しょこ

わたしにもちょうだい❤︎

たま

やだよ(笑)

ということで、たまさんの夢と子どもたちの夢を叶えるべく

ギタープレゼント企画が近日公開に!

どうぞお楽しみに!​

こちらも合わせてお楽しみください♪

bottom of page