Eighty eight が活動をスタートさせた時、資金は150万円。

クラウドファンディングの挑戦やCDの制作、ライブ、全国ツアーなど・・・。

4年間でたくさんのお金を動かしてきた彼らの『お金の価値観』と『使い方』はどんなものだったのでしょう?

150万から、一瞬で「残高28円」を叩きだしたとき。

やっと気付けたという『お金の本質』を包み隠さず語り合ってもらいました。

​どうぞお楽しみください。

たま

28円?!(貯金通帳を眺めてびっくり・・・)

しょこ

うん、28円(笑)

使ったねぇ。

たま

使った記憶ないけどね(笑)お金ってそういうもんなんだろうな。

しょこ

周りのバンドやアーティストの人とお金の話することなんて、まぁないじゃん。

なんとなく世の中的にもタブーになってるとこあるけど、もっとオープンにしていってもいいんじゃないかと思うんだよね。

 

たま

そうだね。

僕らは2人で活動資金の話も沢山するけど。

『お金』っていう価値観がもう世代によっていろいろ変わってきてる。

しょこ

だからこそ、活動を『資金』だけでみるのはナンセンスかもね。

たま

ほんとそう。

しょこ

でも、4年前のEighty eightスタート時は、資金握りしめて『よし、やるぞ!』って感じだった。

何をするにもお金がかかるのは重々わかってたし。

とにかくこの資金をつかってできるとこまでやろうっておもってたなぁ。

 

たま

すごくわくわくしてた。単純にいろんなことをスピーディーに形にできることも嬉しかったし。

しょこ

たぶん150万円くらいあったのかな。

私は、どんどん使えー!ってタイプだから、制作やライブのためには惜しみなく使っていいと思ってたんだよね。

 

たま

今思えば、CD作るのも、レコーディングだけじゃなく、写真撮影やポスター、フライヤー、デザインソフトめちゃくちゃお金かかった気がするよね。

しょこ

そうそう。

演奏や技術的なことはほぼ全部自分たちでやってるのにね、それでもめちゃくちゃかかる。

たま

はい、レコーディングに数十万。

はい、ジャケット、ポスターの撮影に数万

CDのデザイン、プレスに数十万

全国遠征費に数十万…グッズ制作費に数万…

150万なんて本当に一瞬。一瞬にしてなくなるわけだ。

しょこ

めちゃくちゃ覚えてるんだけど、残り30万くらいの時、次のCD制作するか、資金のこと気になって辞めとくか、めちゃくちゃ悩んだんだよ。

だけど悩みきったら、すんごくしょうもないとおもえた。

で、溜さんに打ち明けたきがする。

『しょーもないよね』って。

お金どーこーで制作できないなんて、しょーもなすぎる!って。

たま

でた、しょこの名言『お金ないとかしょーもない!』(笑)

しょこ

いや、だってほんとそうおもうんだよね(笑)

気持ちあればなんとでもなるって思って生きてきたから、今更そんなことで足止めされるのって、なんか…大人ってかんじでオモロない!って思っちゃったんだよね。

たま

で、すぐ3枚目のアルバム「OMOTE to URA」 作ったよね。

そこから、2017年は東西でほぼ毎月ライブしてたから、、、なんとかなってた!ってことだ。

しょこ

途方にくれでたよ。気持ち的には。

お金がもっとあれば、もっと好きなことができるのに。

もっとやりたいように活動できるのに。そんな風に感じていたこともあったし。

たま

翔子ちゃんがそういうメンタルになってく時、ろくなことないのよ(笑)

君はどんどんやりたいことやってた方がいい。

しょこ

まぁ、溜さんがそう言うから割とバクチ打てるんだけどさ(笑)

だけど5年目にして、身をもって痛感してることがあって。

それは「お金が必要」だったわけではなく

「お金に逃げる」選択をしていたんだなぁと思ったんだよ。

たま

そうだね。

お金のせいにしてたっていうかんじかな。

しょこ

そうそう。

お金をかけるのは簡単なのよ。

キレイに音仕上げて、でかいポスター作って、カッコいいフライヤー印刷して…そしたら売れるかもって期待するんだよね。

たま

はじめは嬉しかった。かっこいい写真とか、キレイなポスターとか。

すごく『アーティストっぽく』感じて(笑)

しょこ

わかる!!でもふと気づいた。大手企業の真似なんてしても仕方ない。あの人たちは、会社あげて大きなお金動かして、めちゃくちゃプロモーション費かけてるわけだから。

Eighty eightの活動の中で数百万くらいのお金をかけてできることなんて本当にしれてる。

たま

張り合い方が間違ってたよね。

あのお金の使い方はキリがなかったなと。

お金をかけようと思えばいくらでもかけられるし「お金をかけた」という実態のないものをどこか心の拠り所にしてしまうしね。

「いい機材を買ったから、いい録音ができる。」

「高い楽器を使ったから、素敵な音が出る。」

っていうのは幻想だ(笑)

しょこ

欲しいけどね(笑)いい機材。

けど、だけどお金かけまくっても売れるわけないし、お客様が喜んでくれるとは限らない。

ただお金をかけただけでは、いい作品はできないし。

結局自己満足だったなぁと。

 

たま

うん。Eighty eightの場合、150万くらいのお金に逃げても何も残せないんだなって、3年くらいで気づけた。

それをちゃんと2人で話してきたことも良かったなとおもう。バンドメンバー多かったり、スタッフと意見合わなかったりするとお金の話は揉めるだろうからなぁ(笑)

 

しょこ

ここまでやってきて、今更お金で揉めるとかほんと寒いんで嫌です…(笑)

 

たま

稼げないくらいが平和でいいのかもな(笑)

しょこ

それも嫌だわ(笑)

お金の話が進むにつれEighty eight の二人がもうひとつ力を注いでいる活動「教育」について話がひろがりました。そんな中、たまさんより思わぬ提案が!?・・・後編に続きます。

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