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飯田翔子のレシピここにあり。

October 3, 2017

曲づくりのこだわりなんて書いても伝わらないことが多い。
ましてや、それを伝えたからといって、曲で感動してもらえるパーセンテージが上がるのかどうかなんて不明だ。

でも、間違って伝わるくらいなら話そうとおもう。


無事に看板を下ろし、Cofufun 88まつりが終わった。
日焼けとここんトコ感じた事のないような疲労感がじわじわ感じられる中、それでもワクワクしながら仲間のところへ!と打ち上げへ向かう車中。

88+オトン。
という面白い3人での車中だった。

今回のイベントに全力で手を貸してくれた父親も誘っての打ち上げで、父さんが言った。

「気悪せんとってな。88の曲をライブできいてると、歌詞がイマイチ聞き取れへんねんなー。けどあんな風にテンポ感ある曲やしな、、、」と大人になった我が娘に気を遣いながら話てくる。

いや、滑舌がわるいとか、音響の問題とか・・・それも無くはないだろう。

でも父さん。正解。


私は「聞き取りづらいかもしれない言葉を、リズム重視で乗っけている」という曲づくりをしているようにおもうから。


なぜなら音楽で「私」が一番印象にのこるのは歌詞より「メロディー」だからだ。


日本語と英語はそもそも言葉の流れや音の数が全然違う。
アメリカ人が「日本語はピストルを撃つように話す」と言われることがあるけれど、まさにその一音一語タタタタタタと発射される言葉を音にのせると、どうしても一辺倒の古くさい楽曲になる。私はそれが一方的で攻撃的に感じる。
「嫌」だ。


英語の曲で好きな曲が山ほどある。
そんな人は私だけじゃないだろう。
なぜ英語の言葉の意味がネイティブほど心で理解していないのにも関わらず、たとえ一切わからなくても心を打つのか?

それは「英語」というものの言葉の「音」が持つ、流れやリズムが心地よいからだと思っている。でもどうしても、英語のような音のながれやリズムを作りづらいのが「日本語」だ。

だけど、わたしは日本人で、日本語が大好きだ。
日本語の持つ独特の言い回しや、表現は、英語なんかの比にならない美しさを持っていると思っている。だから私は歌詞の中にほとんど英語を使わない。

でも、日本語を英語の音に近づけるような歌い方はできなくはない。
そうしている日本人歌手の方もとても増えたようにおもう。
そういう人の粋なフレーズ回しはとても面白いし芸術的だと。

私の上の世代では桑田圭祐・ミスチル・スキマスイッチ
同世代ではRADWIMPS野田洋次郎
下世代では米津玄師

リスペクトする彼ら(シンガーソングライター)は皆、そういう芸術的な曲づくりをする。
本当に素晴らしいとおもう。

一回では何を言っているのかわからない。
でも言葉が産み出すリズムで心に残る。
歌詞を知りたくなる。
歌詞をみて歌ってみたくなる。
歌詞が深く、心を打つ。
そうして再び聴いたときの感動は、心に深く残る。

サラッと聴けるものは、サラッとしか残らない。

皆が皆そうではないかもしれないし
一回「わからない」と思われたものはもう拒否されてしまうことが多いだろう。
だから私の考え方は間違っているのかもしれないけれど、、、
20年も曲を書いて来て見つけた信念を、今更曲げてまで、作品を残していこうとも思わない。

こんな私の曲を『好きだ』と言ってくれる人がいてくれるのだから。


なんて歌ってるかわからんけど、なんか好きやなと思ってもらえること。それは一番の悦び。

 

 

これ美味しいな!

と思った料理のレシピが一瞬でバレるより

 

何使ってんやろ?

何入ってるんかな?

どうやって作ってるんやろ?

 

って思われる方が興味持ってもらえてるほうがトータル料理への愛が深まる気がする。

 

そういう変なこだわりが、今の飯田翔子を作ってきたようにおもう。

 




 

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