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プレリュード
ふと舞い降りた 短く拙い便り
あれは 冷たい冬の日
確かなことの始まり
もてあます余白 大人みた貴方に
都合のいい夢 垣間見た遠い
長い物語のはしがき
ささめく言の葉 数え
足りてしまえる世がもどかしい
篩にかけた心内
残るものが私なの?
空に散りゆく哀れな煙に
嘘から出た 己の真を知る
目を落とすは 日向の影法師
わかりきった作り話の中
不安 それは得体の知れぬもの
判れば途端に恐怖と化するもの
愛おしい 恋歌は免罪符
ちらつかせ 風にたなびく調べ
どれほどの冗談に
花を 咲かせたでしょう
くだらない ほんの末尾に
心躍らせたでしょう
書いては消して
また消しては書いて
取り繕って形を成した
貴方に宛てた 長い手紙
指折り月と日 数え
待ち侘びる時がもどかしい
憂いに満ちた心内
積もるものは貴方だけ
たかが ほんの数千年の
歴史の中でこしらえた型に
充てがって もがいて 己を変えて
心を言い表せるのか
姿成さぬとも確かにある
はまり得ない心の置き場所が
もっともっと他にあればいいのにと
行き場のない刹那に溺れてく
空に散りゆく哀れな煙に
嘘から出た 己の真を知る
目を落とすは 日向の影法師
わかりきった作り話の中
不安 それは得体の知れぬもの
判れば途端に恐怖と化するもの
愛おしい 恋歌は免罪符
ちらつかせ 風にたなびく調べ
Lyrics & Music / iisho
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