平行線

「ごめんね」と呟いても

届くような声を出せない

泣いてるの? 呆れてるの?

僕の方がなんだか落ち込むよ

 

きっかけは ほんの些細なことで

僕が一言多かったんだ

昔の人がどうだったかなんて

 

君があんまり素敵だから

無意識に比べてしまってた

時計の針はもうすぐタイムリミット

目も合わさず このままさよならできない

 

「ごめんね」と伝えるより

ぎゅっと君を強く抱きたい

わかってる なにもかも

だって僕ら似た者同士

 

一度交わってしまったなら

どんどん離れてくのが恋人なの?

それならいっそのこと平行線で

手の届く距離でずっと一緒にいたい

 

ドア一枚 背中合わせ

意地っ張りの 愛おしい君を

どうしても 手放したくない

やっとこうして出会えたんだから

 

うつむき小さく開いたドアから

冷たい手をとり 抱きしめた

《平行線》


1st album 『Eighty eight』より

Lyrics / Shoko Iida 
Music / Shoko Iida

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